超短絡的釣行

さて、前回の続きを書いていきますね。

私を乗せた第１大進丸は定刻の５時に豊浜港を出船、凪予報の海も結構なうねりがあり、潮を被るので船室に入るのを余儀なくされた。

約１時間ほどで大山沖のポイントへ。


まずは、本日の私のタックルを紹介しよう。


※これから、書く道具や考え方については、自分が勝手に思っていることを書きますんで、あんまり真面目に考えないでくださいねｗ


竿は、朝はウネリが高かったので、波やうねりを吸収してくれると思われるリーデイングスリルゲームの７３Ｈ２２５。




ウタセマダイの遊び竿として買ったが、関東ではこの竿でヒラマサ釣りに使っていると言われているからバットパワーは十分。


今回はイサキ釣りのテストとして選んだ！

穂先は柔らかく、見た目は細いが、オモリ負荷４０-１２０号と汎用性が高い。

通常、ここ大山でのテンビンサビキは、水深や潮の流れにより６０－８０号使用が基本であるが、私はオマツリが多い時、潮の流れと釣座で、指示よりもワンサイズ重いオモリを使うことがある。

オモリ負荷の幅の大きい竿は有難い。

加えて、一段高く、船の横幅の狭いミヨシという釣座を考慮。

２２５ｃｍの竿を選んだのは、サバやカツオなどのパワフルな外道がかかった時に、船底に潜られたり、横に走らせない。

ロッドパワーで強引に、船の前方に誘導するには必要な長さだからだ。

そして最大の目的はというと、

あわよくば、置き竿釣法したい！　　



リールは潮下になるので、ＰＥ３号が巻かれたシーボーグ２００Ｊ-Ｌ。




潮上なら仕掛けを立たせたいので、細いＰＥ２号が巻かれた１５０Ｊ-ＤＨＬの登場となるのだが、潮下ということで、オマツリ回避で、抵抗のある太い糸のものを選択した。


コマセかごは、普通の青い安い奴（泣）

本来なら、オマツリ回避のため、ビシカゴや鉄仮面が欲しいところだが、時間的に準備できなかったｗ

オマツリが多ければ、大きいカゴに替えるか、思い切って軽いオモリに替えようと考えていた。


天秤は釣座の間隔を考えて、短めのダイワのリーディングアームの１０-３５０．

感度は良いが、この天秤はアームが短いので注意しないと手前マツリするのが欠点。

オマツリが嫌ならヤマシタの弓状のものがお奨め。



仕掛けは本来なら、ハヤブサの海戦シリーズのオーロラ緑スキンのショート吹き流しの２号に実績があるが。この日はカラーフックを用いた１．７号の自作４本針で挑んだ！

但し、いくらサビキ付き、カラー針と言えどもすべての針にオキアミを付けるので、「何でか？」状態であるのだｗ


さて、ポイントに到着。

思ったよりも風が強く、私の釣座であるミヨシは上下に良く揺れる。


水深４７‐４８ｍのポイントで、指示棚３６ｍ。

活性の良い薄暗いうちに釣ってやろうと、コマセかごにアミエビをいっぱいに詰めて、ドカ巻きができるように、少しコマセかごの隙間を広げてやる。

さて、使ったことのないオキアミの「生きイキくん」。

身が柔らか過ぎて、軸の太いカラーフックを刺すとすぐにでも、ハズレそうで、とてもシャクリに耐えられそうもない感じ。

後で気づいたが、この「生きイキくん」には、別のハードタイプもあるようでしたが、師崎辺りでは売ってませんでした。

そこで乾いたタオルで、水分を抜いて使用してみると何とか使えることに気付いた。




そして、第一投、指示棚の３ｍ下で仕掛けを止めて、仕掛けが落ちつくように５秒ほど待った後、２シャクリで指示棚の５０ｃｍ下でしばらく止める。

そして、小さいシャクリで指示棚の一番下で、あたりを待つ。

基本的に、私は上の層はあまり、狙わない。

経験上、上で釣れるのは、ウリ坊などの小型サイズだからだ。


待っていたら、潮上からのコマセが届くから、それ以上の余分なことはしない！


しばらくすると、小さく小刻みに穂先が叩かれるので、期待したが乗り切らなかった。

２投目、３投目も同じ。


しかし、思った以上に潮が速い。

胴の間辺りをみると、毎回のようなオマツリ。

竿の長さやラインの太さの違い、さらに大きなカゴ漬けてちゃ、抵抗が大きくてオマツリ必至じゃないの？

上手な人の並ぶ胴の間なら良いが、慣れてない人が並ぶと悲惨である。


しかし、潮下で待ち構える私のコマセ担当のみなさん頑張ってくれなきゃ裏側に取られてしまうよｗ

それはさておき、とりあえず、魚の活性は低く、とりあえずのモーニングサービスは無し！


やはり、前日の「坊主報告」は本当だったのか？

脳裏に最悪の事態が浮かぶ！


そんな中、ボチボチであるが単発で上がるようになっていた。


２、３匹くらい釣れたところで、周りに多くの船が集まってきた。

「これじゃぁ、割り当てが減る。」と大進丸軍団は集団から離れ、さらに東のポイントへ移動！


燃料気にせず、「お客様のために！」と、当たり前のように遠出してくれる豊浜の遊漁船の心意気に感謝です！

(続く)






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