マッキントッシュMC-240@内部改良終了

タラオのパパ

2015年09月04日 08:19

先日、中古で購入していた手持ちの古いマッキントッシュの真空管アンプMC-240を点検&調整に出した。





その結果、外見は古いが、中身がオリジナルと異なり、最新のパーツが数多く使われていることが判明。

そりゃあ、もう60年近くの前の物だから、経年劣化もあり仕方ない。


そこで現代のパーツが多用されて、大掛かりな補修されていたのだ!

ボンネットシャーシを開けない限り、わからない現実!


「羊の皮を被ったオオカミ」ではないが、「イノシシの皮を被った養殖の豚」みたいな・・・

個性よりも食味を重視というか、現代風の受けを優先しているのが嫌になった。


でも現実には、安価にレスポンス、付加価値、いわゆる音質を向上させるには一番効果的な方法。


実は、このアンプを手に入れた時の価格が25万円くらい。

もちろん、中古の価格である。


でも、今、このビンテージバージョン辺りを買おうとすると40-50万円以上。


最近の円安で中国、台湾、韓国に、国内市場の出物の目立った中古オーディオは買い尽くされ、相場は高騰してしまった。

現代の住宅事情に合わないということで中古オーディオ屋に数多く並んでいたJBLやタンノイの大型のスピーカーも店頭から消えた。


同時にマッキントッシュ、マランツ、クォードなどの真空管アンプも数が減った。


中古オーディオ屋さんも海外に流出してしまうと、買い替えなどで戻らなくなる。


「再販のチャンスが減るということで、外人には売りたくない。」とこぼしているようだが、言い値で買う彼らは上得意なのです。



さて、このMC-240が本当のオリジナルで程度の良い物ならば、100万円以上は、間違いない。

されど、それとて経年劣化もあり、いつまでも現状を保てるわけがない。


ある日、突然に壊れてしまうのは間違いないことだ。


そこで、このアンプ処遇をオーディオ屋さんに相談したところ、「今なら、まだ昔のパーツがあるから、思い切って入れ替えちゃったら?」と提案された。

もちろんオリジナルではないが、今後の故障のリスクも減り、長く使える。


そこで思い切って、お願いした。 







           







           







         
          








ついでに、プリアンプのカウンターポイントSA-5000をメーカーにメンテ出したところ、不具合が出てパーツ交換となった。


この2つのオーデイオアンプの修理と改良で、かなり高級な深海釣り道具一式が買えてしまうのだから、ヴィンテージオーディオを楽しむのにはお金がかかる。 







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